結婚、出産、子育て、親の介護等々、30代は人生で忙しい年代。ここで、いかにモチベーションを保って次の40代に入れるか。経理部員として30代にやるべきことを上場企業の経理部長が自分の経験も含めてアドバイスします。
このブログの対象者は、20代、30代の経理部員が対象です。特に日々の子育てや親の介護で疲弊していて、何かやらないとと思ている方必見です。
とにかくスキルUP
冒頭にも書きましたが、30代はとにかく人生の中で生活の変化が激しい時期です。
理想は資格取得でスキルUPと同時に実務経験を積むということですが、私の経験上、子供が出来たら資格取得は、かなり難しい状況となりました。
そこで、とにかく「実務でスキルUPすること」をお勧めします。
ちなみに、私の場合、赤ちゃんは3時間置きにミルクを欲しがったり、オムツが濡れると泣きますよね。だから夜寝不足(妻の方が大変ですが)の日々が続いていました。
ようやく夜寝る年齢になったかと思いきや、妻がずっと子育てしていると精神的にやっていられなくなるので、自分の休息時間は無くなり、妻と子供のサポート時間となりました。
決算の忙しいかった頃、夜22時に帰宅。子供(まだ3歳くらい)と一緒に風呂はいる当番であった私は、そこから一緒に子供と風呂にはいりました(ぶっちゃけ、決算で疲れてるから嫁さん子供と一緒に入ってくれよと思いましたが、口にはしませんでした)。
スキマ時間を利用すれば勉強時間確保は可能でしたが、私の場合には、あまり勉強が好きではなかったのと、一定時間を確保出来なかったので資格勉強からは数年遠ざかる結果となってしまいました。
それと、上記のように子供だけではなく、親が年をとり介護が必要になる場合もあって、自分の時間を確保するのが非常に難しい時期なのです。
従いまして、直球勝負ということで、業務スキルをUPをすることに集中しましょう!
これが、経理部員として最終ゴール達成への近道です。
たとえば未経験の業務(法人税申告書作成、税効果、資金繰り、連結会計、決算開示作成等々)を担当することを念頭に、仕事をすることが重要。
資格取得で得られる業務知識は、勉強に代わって仕事の間にネット検索や会社の経費で購入したHOWTO本のようなテキストを有効活用してください。結構、知識の穴埋めになりますから。
40代になったら一通り経理の主たる業務について、こなせるくらいのスキルを身に着けるべきです。
引き続き資格取得
忙しい中でも、時間を確保出来る方については、引き続き20代からの資格取得をお勧めします。
私の後輩は、子供を寝かしつけた後(だいたい22時以降)は自分の時間が確保出来るようですので、約1時間は資格の勉強に使っていたようです。
やろうとすれば日中、昼休みや通勤電車の中でも1時間くらいは、このほかに確保出来そうですね。
正直かなりしんどいとは思いますが、30代という若さは体力・気力という武器があります。その武器でカバー出来るギリギリの世代と思います。
とにかく、やってみてください!
尚、資格取得については 20代のうちに経理部員がやるべきこと に詳しく記載がありますので、ぜひ参考にしてみてください。きっと、あなたの役に立つと思いますから。
40代を見越して今すべきことを実行する
サラリーマンも10年くらい経験すると世の中ってこういう風になっているのだと概ね分かってきます。
そして、この先、今の会社に勤務した場合には自分の将来は有望か否か?
自然と考えると思います。
ここで、さらにブレークダウンして、よく考えてください。
昇格、給与は上司を見てどのようになっていくのか?
会社のおかれた業界は将来性はあるのか?
会社の資金繰りは問題ないか(これは仕事柄よくわかるとは思います)?
そして何と言っても、自分が成長できる実務スキルが担当として取り組める環境にあるのか?
を自分自身に問いてください。
そして、特に転職市場でも通用するスキルを身に着けることが出来るか?
については、もし、不可能であれば転職をお勧めします。
私の場合、前職の時、主要な業務については、ほぼ課長が行っていたため、その課長が退職しない限り、経理部員として評価される業務を担当することは、将来的に難しいと判断し、転職を決意しました。
この転職という決断は、間違っていなかったと心底思っております。
転職については こんな人は転職すべき に詳しく投稿しております。ぜひ、ご一読願います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
30代は人生で最も生活に変化がある世代です。
時間は足りなく、もう一人自分が欲しいと本当に思います。
その30代は4,50代への重要な準備段階です。20代で培われた基礎をさらに固めるフェーズになろうかと思います。
体力、気力はまだありますので、ぜひ何事も前向きに捉えて経理部員として将来のゴールに向かって歩んでいただけたらと思っております。
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