簿記2級取得後どうするか?

経理部あれこれ

簿記2級を取得して、今後何をしていくか?簿記1級を目指す?会計士?自分の将来のビジョンは?

簿記2級取得後に何をするかは人生の選択と言って良いほど、重要な決断になります。

というのも資格取得は膨大な勉強時間を費やさなければならず、新たな資格にチャレンジした場合、これやらなくてよかったかもとか、あ~あれやっておけばよかった!と後悔しないように、次のステップに入る前に、これからのキャリアプランをじっくり考える必要があります。

このブログは簿記2級を取得した経理部OR社会人の方向けで年齢は20から30歳代を対象としております。

簿記2級取得後に、直ぐ履歴書の資格欄に簿記以外の資格を書きたい人は

見出し:すぐに結果を出したい人

を参照ください。

私はじっくり腰を据えて進路を決定したいとお考えの人は

見出し:じっくり腰を据えて人生を考えたい人

を参照ください。

すぐに結果を出したい人

経理部の人が転職に有利な資格 に詳しく書いてあります。

速攻性があるのは、難関資格ではないものですが、実務に使える資格を記載しております。

もし経理部に入部することになった場合でも、ここに記載してある資格を保有していれば実務スキルの手助けになるものです。

実際、私が取得した資格も含まれております。特に上場、非上場企業でも申告実務に役立つお勧め資格は、

全経 法人税1級

です。

かなりマイナー資格ですが、完全実務対応です。中小企業であれば税務申告と資金繰りが出来れば転職先は格段に増えます!ぜひチャレンジしてみてはと思います。

じっくり腰を据えて人生を考えたい人

税理士

令和5年より受験資格要件が大幅に緩和されます。

改正の大きな目玉は簿記論と財務諸表論は誰でも受験できることとなりました。

受験資格に関する詳細はネット上に、いくらでもありますので、これ以上は割愛させていただきますね。

将来的に会計事務所や経理、もちろん税理士を目指す方については、ぜひチャレンジいただきたい資格です。

ただ、製造業を目指す方については原価計算や工業簿記のある簿記1級を目ざれた方が実務には有利に働きます。

なお、将来的に会計事務所や経理、もちろん税理士を目指さない方は受験してもあまりプラスには働きません。

また、税理士は試験科目が多く存在し、コツコツ1つずつ受験していくやり方もあり、そういうことが出来る方については税理士を目指されたらと思います。

最後に、AIで税理士の業務は無くなるという記事をネット上でよく見ますが、そう簡単にはなくなりません。

たとえ無くなったとしても、その資格を生かし企業内税理士という生き方もありますので心配ありません。

会計士

難関資格です。

20年前の会計士は休みもそこそも取得出来、給与も高かったわけですが、2000年からの会計ビックバン、IFRS、JSOXの導入、度重なる企業の不正により、会計士の業務は格段に増加しております。

これにより監査法人の離職率は5年でおおよそ半分退職していくありさまです。

青春のほとんどを勉強に費やすことは、本人の人生にとって意義があることなのか疑問です。

上場企業の経理部長として働いていますが、個人的にはあまりお勧めできない資格です。

あくまでも私見です!

私は会計士を持っていないので説得力はありませんが、20年近く会計士をそばで見てきております。

仲良くなった会計士は何人かおり、たまに食事をしますが、会計士のことを知れば知るほど監査は大変で、とても会計士になりたいとは思いません。

ちなみに、私には息子がいますが、会計士は勧めません(もちろんなれる頭はありませんが)。

ちなみに、監査法人については 今、監査法人にはいるの? に詳しく私見をまとめてありますので、ぜひご覧ください。

USCPA

まずは、英語な苦手な人はやめた方がよいです。

問題文も英語ですから。

将来的にグローバルで経理の業務をしたいという方はぜひ取得してもらいたい資格です。

実のところ、会計士よりも難易度は低いです(とはいえ難しいですが)。

例えば、日系の事業会社の経理部にて、連結決算担当になった場合、各子会社の決算書を英語版で入手します(当然現地語は読めないので)。

ここで資格が生きてきます。

基準がUSですので勉強した基準と現地基準と異なることさえ把握していれば、実務にはかなり役に立ちます。

また、この資格を持っていると上位役職に就ける近道にもなります。

番外

ちなみに、FP2級取得に関しては、経理部希望であればあまり必要性はないと思います。

法人というよりもむしろ個人の財産を扱う局面が多く、それを勉強する時間があれば私が紹介させていただいた資格の勉強をされることをお勧めします!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

個人的な見解としては、もしグローバルで会社で働きたいと考えている方はUSCPA

会計士でバリバリ大企業の監査をしたい方は会計士

長期間こつこつ資格試験に耐えれるかた税理士

のようなイメージでしょうか。

いずれにしても簿記2級取得後は人生の岐路です!

じっくり考えてから、悔いのないように生きましょう!

質問があればここをクリック

コメント

タイトルとURLをコピーしました