簿記検定に不運にも不合格になってしまった社会人、学生に向けた投稿です。
まず、最初に言いたいことは簿記の試験に落ちても、その後の人生痛くも痒くもありません。
落ち込むな!勉強した知識は実務に必ず生きます!
私も簿記2級2回で合格、1級2回受験も不合格という結果です。でも今部長になっています。
本人の実務対応能力が資格よりも勝るものと理解しています。さりとて資格がないと就職、転職では不利になることは言うまでもありません。
但し、簿記簿記不合格でも上場企業の経理部長にはなれますので、気を落とさずに投稿を見てもらい、リカバリーの参考にしてみて下さい。その方法を投稿したいと思います。
簿記2級は以外に難しい
簿記2級って以外に難しいです。近年は連結決算も1級の範囲から落ちてきて、試験範囲が広範囲となっております。
私の場合、20代で初めて2級を受けましたが、1回目は不合格で、2回目で合格をしました。
模試では、合格点を取っていたのでがっかりでした。
しかも、大原簿記学校に会社帰りに寄って、休日の大事な時間を犠牲にして勉強をしていたのに不合格。
2級を甘く見ないことが合格への近道だと思います。
簿記1級に不合格になっても、その勉強内容は後で生きる
簿記1級の試験は2級よりも広範囲で、得意な項目が出ればラッキー合格、でないと不合格みたいなイメージです。1級の勉強は2級と比較して、勉強量は5倍くらい多くなります(個人的見解)。
難易度が高くなり、最新の会計基準も入ってくるため、勉強時間も増加します。
こんなにやって不合格とは、割が合わないと、皆さんその時は思いますよね。
これは全くの勘違いです。不合格ではありましたが、その時間は勉強していた訳で、その費やした勉強時間については、知識として確実に残っています。
これが、後々実務で役に立つのです。新しい取引が発生しても、それに臆することもなく、平然と取引を捌けるでしょう。
1級は勉強したことに意義があるのです。
簿記1級だけが資格ではない
簿記1級に不合格になった人は、もう一度簿記一級にチャレンジする人もいますが、複数回受験してもなかなか合格にならない場合、当然モチベーションが下がります。
このまま諦めるか、違う資格に取り組むかです。
ここは人生の岐路と言ってようでしょう。
私は2回受験し、諦めました。簿税理士の簿記論に移行しました。この間に、全国経理学校主催の税務検定という資格があり、法人税1級を受験、合格しています。当時1級受験した仲間も、税理士の資格に移行した生徒が多数おりました。
1級はモチベーション維持、これに尽きると思います。
経理部の転職には資格保有が有利です。
厳選された資格により転職が円滑に進みます。同サイト内「 経理部の人が転職に有利な資格5選 」について詳細が記載されておりますので御覧ください。
マイナー資格で、税務検定試験なるものがありますが、以外に暗記が多く合格にはそこそこ時間がかかりますが、実務に直結するので、良い資格と思います。
まずは積極的に会社で実務経験を積もう
実務経験に勝るものはないと思っています。
いくら簿記検定を保有していても、いきなり連結決算や、税効果会計を出来るのかということです。
私が経理部に入社した際、強く感じたことは、資格で勉強したこことと実務の間には、相当なGAPが発生するということです。
実務の方がシンプルです。
会社員って就業時間も限られており残業規制もあり、時間がありません。
出来るだけ経理部員の作業を圧縮するようなしくみで業務が回っているのが現状です。もちろん、簿記で学んだことの本質を変えずに、以下に生産性を上げて会社の付加価値に貢献するかを念頭に仕事をしています。
ということで、実務が出来てなんぼという世界。
ではなぜ、資格取得をした方がよいかというと、他の候補者と差別出来るからです。
リーグ戦で言うと不戦勝の権利が与えられた同じ。
なお、とくのりブログでは、他の人よりも早期に実務スキルを上げる方法を「爆速で経理実務を習得する方法」にて詳しく書いています。
積極的になれば他の経理部員から3歩前に出れる
多くの経理部員は内向的、保守的で消極的な方が多いです。もし、あなたが出世したい場合には、簡単簡単!
積極的になればよいだけです。
例えば、来年会計システムを入れ替えないといけないが、リーダーは誰が適任かと部長から質問された時、すかさず、私がやります!を宣言することです。
また、他部門との問題が生じた場合に、自ら問題を察知し解決まで持っていくようにすべきです。
普通の経理部員は、そこまで積極的な人は珍しく、これを達成すればヒーローになれ、他の部員より前に出ることが可能です。出世レースを有利に運ぶことが出来るのです。
出世が早期化され得る理由が関連記事「経理部で働くメリット・デメリット」のメリットの最後で詳しく書いてあります。経理部で働くメリット・デメリット をクリックしメリット部分をご覧ください。
海外勤務のチャンスがあれば自ら手を挙げて行こう
このご時世、コロナの流行でなかなか海外出向する機会も減少してはおりますが、もし、海外赴任を求められてた場合、自ら志願して出向の道を進んででください。ちなみに上記写真はアンコールワット(カンボジア)です。海外出向時に観光しちゃいました。
というのも、いずれ出向期間が満了、日本帰任時には特別な事情がない限り、ほとんどの会社が昇格の道が約束されております。かつ、海外に出ると見聞も広がり、日本を外側から見ることが出来、会社に対してよち俯瞰的、客観的に見ることが出来、その後の判断に役に立ちます。これを業務に生かせる要素はたくさんありますよ。この辺は別途特集を組みたいと思います。
ぜひ、海外出向に手を挙げて自ら行ってもらいたいです。
まとめ
いかがでしたか?
簿記検定が落ちてもどうにかなります。その知識は確実に自分の中に蓄積されていますので、気落ちせずに邁進してください。部長にだってなれるチャンスは大いにあります。実は上記の体験は私の体験でした。
幸運を祈ってます。
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