40代はあぶらがのった世代です。概ねの経理業務を把握し最終ゴール意識し、それに向かって何をすべきかをしっかり考えて行動することが重要です。上場企業の経理部長が40代で何を考え、何をすべきかを経験にもとずいてアドバイスします。
このブログの対象者は30代、40代の経理部員男性です。この先の将来が不安で今何をしていいかわからないという方には道しるべとしてお使いください。
ゴールを明確にしよう!
40代になると、サラリーマン人生半分が過ぎたことになります。
もう半分どうやって過ごしますか?
前作、
を実行してきた方については、ある程度自分のゴールは明確になっていると思います。
もし、そうでない方は、そろそろ自分のゴールを決めて進んだ方がよいです。
そうでない方とは、なんとなく経理部に入って、簿記2級取得してから何も勉強せずにルーティンだけやって、帰ったら食事して酒飲んで、You Tube見て、風呂入って寝る人。
もし、社長になりたいと思ったらすぐに社長か人事に話して、社長になれる方法を直接教えてもらいます。これは各社大きく異なるので。
もし、経理部長になりたいと思ったら会社にもよりますが、今の経理部長のスキルと自分のスキルを比較してみてください。
不足するところはありますか?
もし、マネージメント力というのであればその人のまねをして、その方法を盗んでください。
経理スキルは恐らくそう大差はないものと推測しますが、スキルが不足していたら資格取得や実務を実施して、早くそれを身に着けてください。
ちなみに、マネージメント力の基本的な上げ方を挙げておきます。
1.部下の能力を最大限使うようにする。例えば、時には負荷のある業務を担当させる。
2.部下に対しては、部下がいるから仕事が回っていることに常に感謝をする。
3.部下を適切な時に褒める。褒められることは自分の存在を承認されているのと同じ。
4. 1日1回は声掛け(なんでもいい)する。
5.転職市場でも価値がある人間になるように啓蒙する(但し転職されるとこまるので、辞めないでという)。
さらに、今まで資格の勉強や業務スキルUPを自らしてきた人は、周りの誰かが必ず見ています。
40代ではある程度の役職になっており、例えば未来の経理部長と考えられている(周囲から見られている)方もいるでしょう。
現在の経理部長と自分のスキルのギャプを埋めることも重要ですが、当事者意識を持つということも重要です。
役職があがるにつれ当事者意識がどの程度持っているかによって役職が決まると言ってもよいくらいです。
なぜなら、どれだけその人に会社で発生する事象の責任を任せられるかです。
例えば、期限が明日の仕事があって、仕事の重要性を視野の狭い視点で判断し期日を守らなかったり、他人事のような仕事のやり方の人は上位職にはいけません。
どうぞ気を付けて下さい。
ちなみに、上場企業の経理部長の業務内容は、東証PRIME上場企業 経理部長の仕事 にて詳しく紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
選択肢はまだまだある!
今まで、経理部のスキルを磨いてきたが、これからは海外に行って海外で活躍したいという願いがあるのであれば、それも可能です。
例えば海外で働きたいという人もいるかもしれません。海外駐在をしたいなら現地経理部長を目指そう! に詳しく紹介してありますので御覧ください。
関連する、経営企画や事業企画にも今までの経理知識を十分生かせると思うので、このまま経理に拘らない人は、いろんなことにチャレンジするのもよいでしょう。
資格取得に本腰を入れよう!
40代はそろそろ、子供もある程度大きくなって、自分の時間も徐々に増加する頃と思います。
子供を風呂に入れる必要もなく(13歳頃から親と一緒に風呂に入らなくなるので逆に一緒に入ろうというと気持ちがられますよね)、休みも子供はサッカー、野球で自分は送迎のみとか、かなり時間が増えますね。
この時間を活用しないなんてもったいない。
例えば、ここで30代では出来なかった資格の取得を再度挑戦するのがよいでしょう。
また、40代でゴールが変わった人(海外の経理部長になりたい等)で、新たな資格に挑戦(TOEIC)することも40代では可能です。
だって、時間が確保出来るのですから。ただ、奥様の家事や仕事の状況にもよりますが。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
40代はスキルも持ち、部下もマネージメントするようになったりと責任が30代より増してきます。
この先のゴール(自分がこの会社で何をしたいか?役職はどこまでいきたいか?)を明確にしていく頃かと思います。
その明確にしたゴールと現状のギャップを埋めていくことです。
50代で苦労をしないように、40代で出来ることは全力でやって、素敵な50代を迎えてください。
コメント