経理やっていて、つまらないなと少しでも感じたら、こんな楽しさもあるのかと、このブログを読んで発見し、また経理の仕事に戻ってもらえたらと思います。国内、海外の経理部の経験がある上場企業の経理部長からみなさんに送ります。
このブログの読者は、あーー、経理つまんねー-!と思っている人。入部前にこんなんじゃなかった。プレッシャーがかなりかかると思っている人等々が対象です。
そもそも経理とは楽しい仕事なの?
経理部に入部している人は、望んで入部した人とやむを得ず部署移動で入部した人と2つに分かれると思います。
望んで入部した人については、もともと好きか、向いているかという判断をご自身でされていると思います。
問題はやむを得ず入部した方については、その楽しさを見いだせないでいる人が多数ではないでしょうか?
そこで、私からアドバイスです。
まずは、目の前の仕事に対して一生懸命に取り組んでください。
人の感覚、趣味、趣向はそれぞれ。楽しいと感じる人もいるし、そうでない人もいる。
でも、楽しくないことも一生懸命に取り組んでいると、楽しくなってくるものです!
例えば、分からないことがあればNetで検索したり、書籍を探したり、税理士や会計士に確認したり、そんなことをしているうちに、その仕事に対して親しみが湧いてきます!
そうなったら、チャンス!
一生懸命さを忘れずに継続してください!必ず楽しくなって、あなた自身の仕事も輝き出してきますから。
ちなみに、私は経理は楽しいものだと考える人です。だから、毎日経理をしてても苦痛ではないのでしょうね!
私が楽しいと感じる瞬間は次の項で紹介させていただきます!
楽しいと感じた瞬間
私は、もともと、父親が会計関係の仕事をしていたので、その影響もあり、その面白さに少し気が付いておりました。
というのも、簿記のしくみを父親から教えてもらった時に、なんとシステマチックで合理的なしくみなんだろうと感心したのを覚えています!
そして、本格的には社会人4年目から経理の仕事をはじめて、そこからいかに実務経験を積むかに主軸を置きスキルUpを常に意識し仕事してきました。
なかでも、法人税申告書作成にて、サポートなしでの完成については、昔楽しんだプラモデルのようで、各パーツ(各別表)を組み立てていくと完成品になる(別表4)ことに楽しさを覚えました。
自分の世界に入れるというか、閉鎖的な空間で集中出来るというか。
たまに節税をしてみて、キャッシュ流出を減額したりと、いろいろと楽しめました。
とくのりが経験した経理で楽しかった瞬間の代表的なものは、次の通りです。
職位 | 業務内容 | 詳細 |
スタッフ | 監査法人用に勘定内訳明細作成 | 決算仕訳入力後のスプレッドシートと各勘定科目が一致した時 |
スタッフ | 法人税申告書作成 | すべて入力完了した時 |
スタッフ | 仮払勘定 | 残高がゼロになった時 |
スタッフ | 会計基準 | 自分が勉強した会計基準を実際の仕訳で使えた時 |
管理職 | 減損損失 | 全社にアナウンスし事業を動かすダイナミックさを経験 |
管理職 | 収益貢献 | 赤字になりそうな子会社で会計基準を駆使し合法的に黒字化 |
管理職 | 税務調査 | 社外流出はなく期ズレのみで調査完了になった時 |
管理職 | 海外出張(子会社サポート) | 会計システム導入や海外監査法人対応等で海外で働き異文化体験 |
共通 | 資格試験 | 仕事とは異なり、学生時代には感じなかった学ぶことの楽しさを経験 |
一般的に経理の基本は複式簿記です。
まずは、貸借一致したことに関して、楽しいと思う人は経理に多く存在します。
現在の部署にも何人かはいますが、とくのりはそんな高等な深い感覚はありません。ははは。
楽しい瞬間は継続するのか?
そもそも経理とは楽しい仕事なの?にて説明した通り、楽しくないと感じた人は一生懸命に仕事をすることと引き換えに、楽しさを受取ることが可能です。
そのあとは、引き続き仕事をしていくのですが、人間ですのでマンネリ化等で楽しさが無くなるときはあります。
また、好きで経理の仕事をしている人でも、楽しくなくなるというときは必ずあります。
そんな時は、原点に戻ることが重要です。
経理を楽しいと思ったのは貸借が一致した時。これは、今当たり前になっているけど本当は当たり前じゃなかった。今ってすごいことをやっているんだと再度自分の仕事の重要性に気が付くかもしれません。
これによりまた、自己肯定感ではないですが、自分に対する自信を取り戻し、経理が楽しくなるのではとも思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
経理の楽しさを見つけることが難しい人は、まずは目の前の仕事を一生懸命にやってください!
そして、楽しさが見つけられなくなった人は、原点に戻り自分に対する評価を上げ、自信を取り戻してください。
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