経理初心者 減価償却費 改定償却率 保証率

経理実務

200%定率法には定額法が使われる。この計算は改定償却率や保証率を用いる。と、一体なんのこっちゃという経理初心者のために、経理部長自らわかりやすい解説で簡単に教えます。

ぶっちゃけ、簡単です!

定額法・定率法の違い

とくのり
とくのり

減価償却費は、年数が経過することにより価値が下がっていくものです。

のぶえさん
のぶえさん

知っているわ。

とくのり
とくのり

その減少のしかたに主たる方法として2種類あるんだよ。

のぶえさん
のぶえさん

定額法と定率法ね。

とくのり
とくのり

知っているね!それぞれの特徴をグラフで見てみましょう!

とくのり
とくのり

定額法は一定に償却されているね。定率法は固定資産を取得してから、急激に簿価が落ちるのが分かるよね。

のぶえさん
のぶえさん

それぞれ特徴があるのね。

とくのり
とくのり

それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

定額法の減価償却費は毎年同額
定率法の減価償却費は取得初期に多くなる
とくのり
とくのり

税法は他国の状況、その時の経済の状況等を考慮し、勘定科目によって償却計算を微妙に変化させているんだ。

のぶえさん
のぶえさん

200%定率法とかのこと?

とくのり
とくのり

よくわかったね。特に定率法は以前から計算方法が変化しているんだ。

とくのり
とくのり

200%定率法は通常の定率法と比べて固定資産取得初期の頃の簿価の落ち込みが激しい(=減価償却費が大きい)よね。これに定額法を加えると。

のぶえさん
のぶえさん

これで、それぞれの償却方法が良く分かるわ

とくのり
とくのり

まだ教えてなかったけど250%定率法っていうのもあるんだ。あと旧定率法や、旧定額法。

のぶえさん
のぶえさん

時代によって色々変化しているのね。

とくのり
とくのり

以下は、定率法の最近の流れです。

旧定率法平成19年(2007年)3月31日以前に取得した有形固定資産
250%定率法平成19年(2007年)4月1日~平成24年(2012年)3月31日に取得した有形固定資産
200%定率法平成24年(2012年)4月1日以後に取得した有形固定資産
とくのり
とくのり

定額法はこの改正だけ。

旧定額法平成19年(2007年)3月31日以前に取得した有形固定資産
新定額法平成19年(2007年)4月1日以後に取得した有形固定資産
とくのり
とくのり

定額法か定率法か、勘定科目によって選択出来るものもあるんだ。

のぶえさん
のぶえさん

改正によって償却計算が違っていたり、科目によっても償却方法を選択出来たりと複雑ね。

とくのり
とくのり

分かりやすく図解するね。

・取得年度によって減価償却費の計算方法が異なる
・勘定科目によって選択出来る償却方法が異なる

定額法の計算

定額ということですから、毎年一定額を償却していきます。

基本の算式は

・基本)定額法の減価償却費=取得額×定額法償却率

です。

旧定額法、定額法の違い

ズバリ!残存価額の計算が違うだけ。

方法計算式残存価額
旧定額法取得価額×0.9×償却率取得価額の5%まで償却した後、翌年以降5年間(60か月)で均等償却
定額法取得価額×償却率備忘価額1年まで償却

実際の計算は国税庁TAXアンサーをご参照ください。

定率法の計算

定率ということですから、毎年の比率で償却していきます。

・基本)定率法の減価償却費=取得額(未償却簿価)×定率法償却率

旧定率法と定率法の違い

方法計算式残存価額
旧定率法取得価額×償却率取得価額の5%まで償却した後、翌年以降5年間(60か月)で均等償却
200、250%定率法取得価額×償却率備忘価額1年まで償却
とくのり
とくのり

さあ、ここからいよいよ200%定率法計算方法を解説します。

基本)取得価額(期首未償却残高)×定額法の償却率×200%

これは償却開始初年度では定額法の2倍の減価償却費を計上することが出来る節税に効く償却方法です。

とくのり
とくのり

次に言葉の意味をおさえましょう。

償却保証額

200%定率法は、最後まで定率法の計算はしません。

途中で定額法に変化します。

もう一度、グラフをご覧ください。

少し見にくいかもしれませんが、カーブの途中でストレートになるところがありますよね。

この切り替えの時に使う金額のことです。

償却保証額:定額法になるための基準となる金額のこと(取得原価×保証率)

改定償却率

改定償却率:償却保証額を求めるのに使用する比率

実際の値は国税庁TAXアンサーをご参照ください。

保証率

保証率:償却保証額を求める

保証率:償却保証額を求める

実際の値は国税庁TAXアンサーをご参照ください。

具体的な定率法計算

手順
1.普通の定率法計算(各年度の償却費算出)
2.償却保証額算出
3.1<2の年度を確認
4.定額法に切り替える(簿価×改定償却率で償却計算)

問題)

2020年4月1日に取得した車輛について、200%定率法で減価償却費を計算。

決算期:3月末

取得価額:1,000,000円

耐用年数:5年

残価:無

とくのり
とくのり

上記、手順に沿っていきましょう!

とくのり
とくのり

ます下図(国税庁のHPより)の償却率表を参照します。

のぶえさん
のぶえさん

ちなみに、200%定率法なので、償却率は耐用年数が分かれば計算でも算出可能です。

とくのり
とくのり

なんで知っているの?償却率 1÷5年×200%=0.4になるよ。

とくのり
とくのり

では早速、手順1から計算しましょう!。

とくのり
とくのり

これで、各年度の減価償却費が算出出来ました。

とくのり
とくのり

思ったより簡単でしょ!

のぶえさん
のぶえさん

ほんとだわ。簡単ね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

思ったよりも簡単だったと思います。

グラフをイメージしながら考えると分かりやすいと思います。

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